Midjourney --raw 写実チュートリアル:製品静物と建築ビジュアルをステップで仕上げる
Midjourney --raw を手を動かして学ぶ:V8.1 で写実プロンプトを使い製品静物と建築/インテリアを作り、スイッチの差を比較し、SD から Run as HD で納品画像まで仕上げる。
本チュートリアルでは、Midjourney --raw 写実 の完全な練習を 2 回行います:1 回は製品静物、もう 1 回は建築 / インテリアビジュアライゼーションです。まず「Raw オン / オフ」の差をはっきり見てから、SD→Run as HD で納品可能な完成画像まで進みます。
基本生成ができる方向けです。まだ初回生成を完了していない場合は、先にMidjourney 入門:最初の完成画像までのガイドを学んでください。パラメータ一覧はMidjourney V8.1 パラメータ早見表;解像度戦略はブログMidjourney HD vs SD:解像度戦略で時間とコストを節約をお読みください。
--raw が解決すること
Midjourney のデフォルト生成は、しばしば少し「映画調 / 美化フィルター」がかかります。アートの雰囲気作りには向いていますが、次のタスクには過剰になりがちです:
- EC 製品メイン画像(素材をリアルに、過度なグローを避けたい)
- 建築・インテリア提案図(パースを安定させ、素材を読み取りやすく)
- 中立な参考フレームが必要な絵コンテ / デザインレビュー
--raw をオンにすると、デフォルトの美的包装が弱まり、モデルが文字どおりのプロンプトと参考制約に近づきます——本レッスンの核心スイッチです。
身につけること
- いつ
--rawをオンにし、いつ先にオフにするか判断する - 写実製品 / 空間向けのプロンプト骨格を書く
- 「同じプロンプト A/B」で Raw スイッチの差を比較する
- Midjourney V8.1 で SD 探索、Run as HD で約 2K 高解像度 を納品する
所要時間:25〜35 分。
事前準備
- Midjourney ワークスペースアカウント(本サイトの「Midjourney を試す」入口)
- モデルが V8.1 であることを確認
- 2 つの練習テーマ:
- 製品:ボトル / ヘッドホン / パッケージのいずれか
- 空間:リビング、ショールーム、または建築外観(どれか 1 つで可)
- (任意)クリーンな製品画像 1 枚(後で画像参考を重ねる場合)
練習の全体像
| ステップ | やること | 成功基準 |
|---|---|---|
| 1 | 写実目標と美化禁止項目を明確にする | 1 文で「どこまでリアルにするか」が言える |
| 2 | Raw なしのベースラインプロンプトを書く(SD) | 構図は読めるが、やや「美化」寄りかも |
| 3 | 同プロンプトで --raw をオンにして比較 |
素材 / 光感の差を指摘できる |
| 4 | 変数は 1 つだけ変えて精修 | どの文が効いたか分かる |
| 5 | 製品静物練習 A を完了 | メイン画像候補になる SD 結果 1 枚 |
| 6 | 建築/インテリア練習 B を完了 | パースと素材が読める |
| 7 | Run as HD と納品チェック | 約 2K 完成画像 + パラメータメモ |
ステップ 1:「リアル」の基準を書く
プロンプトを書く前に、2 行を埋めます:
- 必ずリアルに: 例「マット瓶身の質感、ラベルが鮮明、誇張したグローなし」
- 出してはいけない: 例「映画のスモーク、ネオン縁光、過度なスキン磨き」
写実タスクでは、矛盾するスタイル形容詞を詰め込まず、主体・素材・レンズ・光に字数を使います。
ステップ 2:ベースラインを作る(先に --raw はオフ)
SD で、コマーシャル写真寄りの製品プロンプトを 1 本走らせます:
matte ceramic skincare bottle on travertine slab, 45-degree product shot, soft diffused studio light, subtle reflection, clean negative space, commercial still life photography --stylize 50
観察:すでに「広告映像っぽい雰囲気」寄りか? ハイライトが強すぎないか? 素材が美化されていないか? この結果を A 組(Raw なし) とします。
ステップ 3:同プロンプトで --raw をオン(A/B)
同じプロンプトをコピーし、--raw を追加します:
matte ceramic skincare bottle on travertine slab, 45-degree product shot, soft diffused studio light, subtle reflection, clean negative space, commercial still life photography --raw --stylize 50
結果を B 組(Raw あり) とします。並べて比較するときは次を重点的に見ます:
- デフォルトの映画感が弱まったか
- 素材とエッジがより「素直」になったか
- 文字どおりの記述に近づいたか
B 組でもまだリアルさが足りない場合は、矛盾するスタイル語を削除し、一気に --stylize を上げないでください。
ステップ 4:一度に変えるのは 1 変数だけ
--raw を固定し、短い実験を 3 回:
- 光だけ変更:
soft diffused studio light→hard midday sun, sharp shadows - レンズだけ変更:
45-degree product shot→top-down flat lay - stylize だけ変更:
50→100(美的介入が強くなるか観察)
目標は直感を身につけること:--raw は「フィルターを減らす」、プロンプトは「何が見えるか」、--stylize は「どれだけ美が入るか」を担当します。
ステップ 5:練習 A — 製品静物メイン画像
目標:EC メイン画像候補プールに入れられる写実静物 1 枚。
推奨フロー:
- 上記 Raw プロンプト骨格を、自分の製品名と素材に差し替える
- SD で 4 枚出し、「ラベル / 外形が最もはっきり」した 1 枚を選ぶ
- 外形をより安定させたいときは、画像参考実践の参考画像手法を重ねる
- 複数 SKU のシリーズで気質を統一するときは SREF / Moodboards を追加(Style Reference でシリーズビジュアル参照)
- 確定後 Run as HD
納品チェック:
- 主体が完全で、奇妙な形変がない
- 素材が読める(マット / 金属 / ガラスを区別できる)
- 製品を奪う余計な「雰囲気エフェクト」がない
ステップ 6:練習 B — 建築 / インテリアビジュアライゼーション
目標:パースが安定し、素材がはっきりした空間図 1 枚(方案コミュニケーション向け)。
ベースラインプロンプト例(SD + --raw):
sunlit contemporary living room with oak flooring and linen sofa, wide-angle interior view, morning light through floor-to-ceiling windows, soft shadows, realistic materials, architectural visualization --raw --stylize 80
操作の要点:
- chaos は低めにし、パースが崩れるのを防ぐ
- 先に空間タイプと主素材を書き、雰囲気語は少量で足す
- クライアントにサンプルがある場合:サンプルは構図/素材参考、
--rawは写実への従順度——役割を混ぜない - 優勝結果は Vary Subtle で構図を微調整し、最後に Run as HD
外観バリエーションでは主体を建築に差し替え、「時間帯の光 + 素材 + レンズ」を強調し、同様に --raw を維持します。
ステップ 7:完成納品と記録
- 優勝シードに Run as HD または
--hd(約 2K 高解像度) - 記録:Raw の有無、
--stylize、レンズと光のキーワード、参考画像(あれば) - 結果が突然「油っぽく」なったら:Raw をオフにしていないか、stylize が高すぎないか確認
注意:V8.1 / V8.2 では旧品質フラグ
--qはサポートされていません。写実納品は SD→HD を使い、V7 の--q 2/--q 4をそのまま持ち込まないでください。
先に --raw をオンにしない場合
- 強いイラスト、アニメ、コンセプト原画で、デフォルトの美的ブーストが必要なとき
- まだ大方向を探しており、より「雰囲気のある」候補を先に見たいとき
- 主に SREF で絵画的シリーズを作っており、Raw がスタイルアンカーの存在感を弱める可能性があるとき
戦略例:探索期はスイッチを比較 → 写実納品はデフォルトでオン → アート向け納品はデフォルトでオフ。
よくある質問
--raw をオンにしても実写っぽくない?
3 点を確認:プロンプトにスタイル語がまだ積み上がっていないか;外形を固定する画像参考が必要か;--stylize が高すぎないか。ステップ 4 に戻り、単変数比較を行ってください。
--raw と Personalization は一緒に使える?
はい。ただし一度に調整する変数は 1 つだけ。先に Raw の写実効果を確認し、その後 --stylize を上げて Personalization の気質介入を増やすか判断します。
ブログ長編とどう組み合わせる?
- 制御可能な生成の全体像:ブログMidjourney 画像から画像・画像参考
- プロンプト構造:ブログMidjourney プロンプトのコツ
- テンプレートに置き換え:ブログMidjourney プロンプト事例集(製品・建築事例を含む)
- エンドツーエンドの流れ:ブログMidjourney AI アート入門から完成まで
テーマの準備ができたら、ページ上部の「Midjourney を試す」からワークスペースに入り、本レッスンの A/B 比較で最初の写実完成画像まで走らせてください。
まとめ
Midjourney --raw 写実チュートリアル の鍵はパラメータの暗記ではなく、対照を作ることです:同じプロンプトでスイッチの差を見、SD で情報を交換し、Run as HD で 2K 高解像度 を納品する。製品静物と建築/インテリアをそれぞれ 1 回ずつ練習すれば、再利用可能な商用写実の出片パスができます——「たまに写真っぽい 1 枚が出る」より、実際の納品に近いスキルです。